ロールキャベツ
キャベツとひき肉料理の定番ロールキャベツ。
甘みの強くやわらかい春キャベツで作るのがおすすめです。
ロールキャベツをつくる時は、カットしたものではなく一玉そのまま買うのがおすすめ。
できるだけ葉が大きいほうが包みやすいです。
キャベツを上からめくると、途中でちぎれてしまうことも多いと思います。
下の軸の部分に一箇所切れ目を入れ、下から剥くようにめくると比較的スルッとめくれますよ!
巻く時に邪魔になる芯に近い部分も捨てずに使います。
細かく刻んで肉ダネの材料に。
キャベツの芯、ニンジン、タマネギ、しめじをみじん切りにします。
そこにひき肉を加え、塩胡椒で下味をつけながら全体を混ぜていきます。
こねすぎず、全体が馴染んだらオッケーです。
キャベツは一度お湯に通すとやわらかく、巻きやすくなります。
今回はフライパンで沸かしたお湯にキャベツの葉をくぐらせました。
湯通しするとキャベツの緑がより鮮やかに。
できるだけ隙間なくキュッと包んで、爪楊枝で止めてあげます。
コンソメスープでコトコト煮込みます。
数時間かけてしっかり煮込むと、キャベツが半透明になってとても奇麗。
筆者は煮込みに「シャトルシェフ」という真空保温調理器を愛用しています。火にかけ続けなくてもいいのでエコですね。
キャベツの甘みとひき肉から染み出す油が一体となって、舌が喜ぶぜいたくな一皿が完成します。ロールキャベツは手間がかかり難しそうなイメージがありますが、大きな葉を使えば意外と簡単で失敗も少ないですよ!
餃子
こちらもキャベツとひき肉の定番料理。
餃子はシンプルですが、具材の切り方や割合、焼き方などで味や食感が大きく変化する、とても奥が深い料理です。
ひき肉は豚肉にすると肉汁多めジューシーな仕上がりに、牛と豚の合い挽き肉を使うとしっかりとした食感の肉肉しい餃子になります。
キャベツをみじん切りにします。
しっとりとした仕上がりが好みなら一度湯通ししたものを。シャキッとした仕上がりが好みなら生のまま刻んでください。
ニラもみじん切りにします。
ショウガとニンニクもみじん切りにして、具材を合わせます。
そこにひき肉を加え、混ぜます。
塩やしょうゆでほんのり下味をつけてあげると、全体がなじんでよりおいしくいただけます。
ていねいに包んでいきます。
奇麗に包めました。
包んだ餃子をホットプレートで焼いていきます。
焼きたてアツアツが一番おいしいですね。
キャベツとひき肉のスープ
キャベツとひき肉を使ったシンプルなスープ。
ひき肉に含まれるイノシン酸とキャベツに含まれるグルタミン酸が出会うことで旨みに相乗効果が生まれます。
牛と豚の合い挽き肉に刻んだショウガを加えてしっかりと炒めます。
ひき肉から油が出るので、油をひく必要はありません。
そぼろ状になったら完成です。
スープに使うのは少量なので、残ったそぼろはさまざまな料理にアレンジしましょう。
炒めたひき肉とキャベツを鍋に入れ、火にかけます。
味付けはコンソメと塩で。
コンソメは写真のような顆粒タイプがおすすめです。水に溶けやすく量の調整も容易です。
ビタミンカラーのニンジンを加えると色合いが豊かになりますね。
ほんのりショウガが香る、滋味深いスープになりました!
キャベツとひき肉の甘辛炒め
朝食のお供やお弁当のおかずに最適なキャベツとひき肉の甘辛炒め。
ビタミンや食物繊維、たんぱく質をバランスよく摂ることができる一品です。
ひき肉にショウガを加えて炒めます。
先述のスープのタネと同じものです。
そぼろ状になったひき肉に、タカノツメと酒、しょうゆ、砂糖を加えて甘辛い味付けに。
肉そぼろとしてそのままご飯にかけてもおいしいです。
野菜はキャベツとニンジン。キャベツは一口くらいの大きさにちぎり、にんじんは千切りに。
キャベツとニンジンをごま油で炒めます。
野菜に火が通ったら肉そぼろを加えて完成です。
キャベツには食物繊維が豊富に含まれ、胃の健康を守るキャベジン(ビタミンU)も含まれています。ひき肉は通常のお肉より消化しやすいので、胃にも優しい一品です。
キャベツたっぷりオムレツ
ライスを抜いたオムライスのような雰囲気の一皿です。キャベツをはじめ、緑黄色野菜がたっぷりのヘルシーメニュー。ひき肉の油と旨みを野菜と卵がしっかりと包んでくれています。
具材はキャベツ、ニンジン、ピーマン、タマネギ。
それぞれみじん切りにします。
今回は豚のひき肉を使います。
ひき肉をフライパンに入れ、炒めていきます。
ひき肉から油が出るので、油をひく必要はありません。
ひき肉に火が通ったら野菜を加えて炒めます。
軽く塩胡椒で下味をつけてあげます。
全体に火が通ってタマネギが半透明になったらバットにあげておきます。
フライパンに油をひき、よく熱してからとき卵を加えます。
そこに具材をのせていきます。
フライパンの火を弱火にして巻いていきます。
しっかり巻いたらお皿に盛り付け、ケチャップをかけて完成です。
ワインなどにもよく合います。
キャベツとひき肉でヘルシーな毎日を
「食べる薬」と呼ばれるほど栄養価の高いキャベツと消化しやすいひき肉の組み合わせは、旨みの相乗効果が期待できるだけでなく元気なカラダづくりにも役立ちます。
さまざまなアレンジを楽しんで、食卓にどんどん取り入れてみてください!