上手な千切りキャベツのつくりかた
とんかつ屋さんで出てくるようなおいしい千切りキャベツ。自宅ではなかなか再現が難しいと思われがちですが、ちょっとしたコツをつかめば上手に千切りできますよ。
千切りにする場合は、1/4カットではなく1/2カットがおすすめ。1/4カットは細長くカットしにくく、すぐバラバラになりがちです。
また、中身がしっかりつまったキャベツのほうが千切りしやすいです。ふんわり巻かれている春キャベツは千切りが難しいですね。
手切りではなく器具を使ったほうが奇麗な千切りが行えます(手切りだと、慎重に切っても太い部分が出てきます)。
私は京セラのセラミックスライサーを愛用中。スライサーは奇麗に切れる一方で怪我もしやすいので慎重に作業を行ってください。
できるだけ細く、長くなるようカットしていきます。
力を入れすぎないのが安全かつ上手にスライスするコツです。
スライスしたキャベツは、冷水に15分以上さらしてください。
冷水にさらすことで独特のえぐみが抜け、シャキシャキのみずみずしい食感に。水にさらさないと苦味やえぐみを感じたり口当たりがゴソゴソします。
とても美しい千切りキャベツができました!
香りがすごい豚の生姜焼き
揚げ物や肉料理に添えられることが多い千切りキャベツ。キャベツの食物繊維やキャベジン(ビタミンU)が消化を助けるだけでなく、ビタミンB6がたんぱく質の吸収を助けてくれます。
豚肉の薄切り肉に小麦粉または片栗粉をまぶします。
ショウガひとかけをすりおろします。
酒、しょうゆ、砂糖、ソース、すりおろしたショウガを合わせたタレをつくります。
フライパンに豚肉を並べ、焼いていきます。
生姜焼きはお肉を漬け込んでおくレシピもありますが、今回は付け込まない方法で。
こげつきにくいので豚肉にしっかりと火を入れることができ、鮮烈なショウガの香りも飛ばずにしっかり残ります。
豚肉に焦げ目がついたら、タレをからませます。
サッとからませるくらいで大丈夫。
じっくり加熱するとショウガの香りが飛んでしまいます。
お皿に盛り、ごまをかけて完成です。
タレがしっかりとからまって、爽やかなショウガの香りを強く感じる一皿です。
千切りキャベツとじゃこのスープ
千切りキャベツとじゃこでつくる簡単&やさしいスープ。
市販のだしを使うのではなく、鰹節から抽出した一番だしでこしらえるのがポイントです。
千切りキャベツを用意します。スーパーやコンビニに売られているものでも大丈夫ですよ。
ちりめんじゃこも加えます。
削り節から一番だしをつくります。意外と簡単にできますよ。
パックの削り節をティーポットに入れ、熱湯を加えます。
ふわっと舞った削り節が沈んできたら完了です。およそ30秒ほどの短時間で十分なだしが出ます。
だし汁に塩を入れて味を整え、キャベツとじゃこを加えて一煮立ちで完成です。
手軽につくったとは思えないようなふくよかな香りと味わいに。
カツオだし&じゃこのイノシン酸と、キャベツのグルタミン酸の相乗効果で深い味わいのスープになります。
千切りキャベツのホットドッグ
千切りキャベツがいい仕事をするミニサイズのホットドッグ。
お子さまも大喜びのメニューです。
甘みが強い春キャベツがおすすめ。1~2枚ほどの葉を手切りします。
ちょっと太めくらいがおいしいです。
キャベツに少量のケチャップを加えて、しんなりするくらいまで加熱します。
シャキシャキ感が残るよう、火が通り過ぎないように。
粗挽きソーセージは縦半分に切って、切れ目を入れます。
フライパンで焼き目がつくまで加熱します。
パンはバターロールかコッペパンをご用意ください。
真ん中に切れ目を入れ、バターを挟んで軽くトーストします。
トーストしたパンにキャベツを詰めます。
その上に粗挽きウインナーを乗せます。
パクパクといくつも食べられます。
週末の朝ごはんにおすすめのメニューですね。
千切りキャベツのコールスロー
千切りキャベツを使った前菜メニューをご紹介。
さっぱりとした酸味が食欲をそそります。
キャベツとニンジンを千切りにして、塩をふります。
水分が出てしんなりしたらギュッと絞ります。
加える食材は彩りがきれいなカニカマとコーン。
カニカマとコーンを加え、酢とマヨネーズで味を整えれば完成です!
さっぱりおいしく召し上がれますよ。
お皿に盛ると赤とオレンジ、そして黄色のグラデーションが映えますね。
朝食のおかずにも最適な一品です。
キャベツの千切りで、アレンジメニューを楽しもう!
サラダ用にカットしたものの、使いきれずに余ってしまうこともあるキャベツの千切りですが、アレンジすることでさまざまな料理に転用できます。アイデアをふくらませ、いろんなアレンジメニューにチャレンジしてみてください♪