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トウモロコシの甘い・糖度が高い品種12選をランキング【家庭菜園】

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トウモロコシって?


トウモロコシは夏を代表する野菜で、その甘さとシャキシャキした食感が多くの人に愛されています。原産地は中南米と言われており、日本では明治時代の北海道開拓をきっかけに本格的な栽培が始まりました。トウモロコシの中でも甘味種のスイートコーンが私たちの食卓で最も親しまれている種類です。
トウモロコシは、収穫したばかりの新鮮な状態が一番おいしく、糖分がデンプンに変わる前に食べるのがポイントです。調理の際は皮付きのまま茹でたり電子レンジで加熱するのがおすすめ。水っぽくならないので、甘さを損なわず楽しむことができます。
選ぶときは、皮が濃い緑色でみずみずしく、先まで実が詰まっているものにしましょう。ひげが褐色で多いものは熟していておいしい証拠です。
トウモロコシは鮮度が落ちやすいため、購入後は早めに食べるのが基本。保存する場合は、茹でてから冷凍すると風味が保たれ、後で調理しやすいです。

トウモロコシの甘い・糖度が高い品種12選のランキング

※トウモロコシの糖度は筆者が独自に調査したものであり、栽培される地域・環境・時期により違いがあります。あくまで参考数値として認識してください。

甘い・糖度が高い品種
品種名 糖度
おおもの 20度
きみひめ 20度
サニーショコラ 19度
ピュアホワイト 18〜19度
甘々娘(かんかんむすめ) 18〜19度
ドルチェドリーム 18度
恵味(めぐみ) 18度
ロイシーコーン 17〜18度
雪の妖精 15〜17度
クリスピーホワイト 15〜17度
ゴールドラッシュ 15度
味来(みらい) 12度

おおもの


おおものは名前の通り、迫力のあるサイズが特徴のスイートコーンで、皮付きで約500グラムにもなる大きさが魅力です。糖度は驚きの20度前後と非常に甘く、メロン以上の甘さを楽しめます。
粒皮が薄く柔らかい食感で、生でも加熱してもおいしくいただけます。旬の時期は6月中旬から7月末までです。

きみひめ


きみひめは、甲府市中道地区のブランドトウモロコシで、その特徴はなんといっても皮の薄さと強い甘味です。粒皮が非常に薄いため歯に挟まりにくく、お子様からお年寄りまで食べやすいのが魅力です。また、糖度は最大で20度にも達し、メロンに匹敵する甘さを誇ります。それだけでなく、トウモロコシ特有の風味もしっかり残しており、飽きのこない絶妙な甘さが特徴です。
きみひめの旬は6月から7月中旬です。

サニーショコラ


サニーショコラは、その名の通りフルーツコーンと呼ばれるほど甘みが際立つスイートコーンです。平均糖度19度という衝撃の甘さに加え、粒皮が柔らかくジューシーな食感が魅力。生でも食べられる品種として人気があります。
全国的な旬は6月~9月で、特に北海道産は8月~9月がおいしさのピークです。

ピュアホワイト


ピュアホワイトは、その名の通り真っ白で艶のある粒が特徴の、希少価値の高いトウモロコシです。果物にも負けない甘味で、糖度はなんと18~19度。
特に新鮮なものは生でも食べられ、そのジューシーな食感とフルーツのような甘さが口いっぱいに広がります。粒皮が柔らかいため、加熱時間を短くして調理すれば、甘味と風味が更に引き立ちます。
栽培が難しく、主に北海道を中心に育てられてきましたが、近年では一部地域でハウス栽培され、早い時期に出荷されています。旬は5月下旬〜8月上旬までです。

甘々娘(かんかんむすめ)


甘々娘は、その名の通り甘さが際立つスイートコーンの一種です。平均糖度は15度以上で、生でも食べられるほどの柔らかい粒皮が特徴です。スイーツコーンやフルーツコーンと呼ばれるほど甘味が強く、シャキッとした歯ごたえとジューシーな味わいが楽しめます。更に、他の品種に比べて時間経過による糖度の低下が遅く、収穫直後の甘さが長く保たれるのもうれしいポイントです。
旬の時期は5月末から7月までと短く、生産者が限られているため幻のトウモロコシとしても知られています。

ドルチェドリーム


ドルチェドリームの特徴は、糖度18度以上という驚きの甘さと、粒皮の柔らかさです。更に大きさも一般的なスイートコーンを超えるサイズ感で、特に大きなものはメガドルチェと呼ばれることもあります。
白と黄色の美しいバイカラー粒が見た目にも魅力的です。旬は6月〜9月頃で、北海道を中心に栽培されています。

恵味(めぐみ)


恵味は、長野県の清水種苗株式会社が育成したスイートコーンの品種で、艶やかな黄色い粒とジューシーな甘さが魅力です。糖度は平均18度と高く、フルーティーでコクのある味わいが特徴。粒の皮が柔らかいため食べやすく、サイズも大きめで1本約450グラムとボリュームたっぷりです。
5月〜9月にかけて出回ります。

ロイシーコーン


ロイシーコーンは、真っ白な粒が美しい希少なホワイト種のスイートコーンです。その粒皮は非常に柔らかく、ジューシーでミルキーな風味が特徴。糖度は驚異の17~18度と、甘いフルーツにも匹敵する甘さを誇ります。
そのまま生で食べられるのはもちろん、加熱することで更に甘みが増し、濃厚な味わいが楽しめます。旬は6月から9月です。

雪の妖精


雪の妖精はホワイト種のトウモロコシ。粒皮は非常に柔らかく、甘さは糖度15〜17度ほどです。
茹でても白さがくすまず、見た目も味も特別な一品です。栽培には黄色のトウモロコシとの交配を避けるための手間がかかることから、非常に希少。旬は6月から9月頃です。

クリスピーホワイト


クリスピーホワイトは、サクッとした食感と濃厚な甘みが魅力の白いトウモロコシです。平均糖度は15〜17度の甘さで、生でもおいしく食べることができます。
旬は6月から8月にかけてで、特に採れたては甘さと食感が格別です。

ゴールドラッシュ


ゴールドラッシュは、鮮やかな黄色の粒がぎっしり詰まったスイートコーンの代表格。最大の魅力は、粒皮が非常に柔らかく、噛むたびに広がるジューシーな甘さです。その甘みは驚くほど濃厚で、糖度は平均で16度前後とフルーツ並み!更に、粒が大きくプチッとはじける食感が絶品です。また、先端までしっかり実が詰まるため見た目の美しさも格別で、トウモロコシの中でも人気の品種です。
旬の時期は5月〜8月頃までです。

味来(みらい)


味来は、その強い甘味と柔らかい粒皮が特徴のスイートコーンです。一般的なトウモロコシより小ぶりながら、平均糖度は12度以上にも達し、ミラクルスイートコーンとも呼ばれるほど甘さが際立ちます。
収穫したての味来はフルーツのようにジューシーで、生で食べても甘味をしっかり感じられるのが魅力です。
茹でたり焼いたりすると更に甘味が増し、粒の並びも美しく、見た目でも楽しめます。また、果物のようなコクと旨味も持ち合わせており、一度食べたら忘れられないおいしさです。
旬の時期は6月下旬から9月頃です。

トウモロコシを家庭菜園で育てる方法

まずは品種選び

家庭菜園では甘みの強いスイートコーン種がおすすめです。品種には粒が黄色いゴールデンコーンや、白と黄色が混ざったバイカラーコーンなどがありますので、お好みで選んでみてください。

種まき

気温が上がってくる春先(3~5月)に種をまきます。1カ所に3粒ずつ深さ3cm程度でまき、土をかぶせたら手で軽く押さえます。本葉が4枚ほど育った頃に、最も元気な苗を1本残して間引きをします。この際、残す苗の根を傷めないよう、間引く苗はハサミで切るのがコツです。

水やりと肥料

トウモロコシは土壌の乾燥に注意しましょう。特に花が咲く頃や実が育つ時期には水切れしないよう注意してください。また、追肥を2回行い、その都度土を株元に寄せる土寄せをすると倒れにくくなります。

人工授粉で実入りを良く

トウモロコシは風で受粉しますが、家庭菜園では人工授粉が確実です。雄花の花粉を雌花のひげに軽くつけてあげましょう。雄花を切り取った後は、雌花のひげを観察し、チリチリと縮れてきたら受粉完了の合図です。

害虫対策もしっかりと

家庭菜園でのトウモロコシ栽培では、アワノメイガなどの害虫対策も必要です。防虫ネットを張ったり、日々観察を続けることで被害を最小限に抑えましょう。また、鳥による食害を防ぐため、発芽直後や実が大きくなる頃には防鳥ネットを使用するのがおすすめです。

収穫のタイミングとコツ

ひげが茶色く変色し、実が膨らんできたら収穫の合図です。実をしっかり握って手で下に折り取ります。収穫が早すぎると甘みが足りず、遅すぎると粒が硬くなり甘みも損なわれます。ベストなタイミングを逃さないために、こまめに観察しましょう。

>>農家が教えるトウモロコシの育て方はこちら

まとめ

トウモロコシは、甘くてジューシーな味わいが魅力の夏を代表する野菜です。この記事では、家庭菜園におすすめの人気品種12選を特徴や糖度、旬の時期と共にご紹介しました。それぞれの品種には個性があり、栽培や収穫の楽しさも倍増します。ぜひ自分好みの品種を選んで育て、新鮮で甘いトウモロコシを味わってみてください。


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